今回の新型インフルエンザの対応について、「海外渡航歴があるかないか」を判定基準に加えたことが、むしろ急拡大の原因になったのではないか?と報じられています。(以下、記事より一部引用)
保健所が新型を疑わなかった理由のひとつは、国の「診断基準」。今回の新型インフルの症状は季節性インフルとほとんど区別がつかない。新型インフルも、大きく分けて二つある季節性のインフルのひとつの「A型」に分類される。簡易検査でA型と診断された患者全員を「新型に感染の疑いあり」と報告されてしまうことを避けるため、厚生労働省は「米国など発生国への渡航歴があるかどうか」を基準に加えた。
ところが、インターネットを使って情報交換をすることにより、見極めが大切だと警告していた人たちもいたようです。(以下、同)
とはいえ、5月初めから警告を発していた人たちも日本にはいた。全国の小児科医らの有志が、自分が診察した情報を報告しあい、インターネットで公開している。それによると、今年3月下旬以降、全国で小規模ながらインフルエンザの流行が続いているが、その9割程度がB型だった。そのため「A型の報告が増えた場合、新型インフルの可能性がある」と参加者に警戒を呼びかけていた。
全部が全部悪いと言うつもりはありませんが、これって明らかに現場の運用を理解出来ていない表われじゃないかと思います。
他の施策も、現場の意向や運用を無視した結果、アタマだけで考えたこういうような事態にならなければ良いのですが。
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