意外や意外、かの有名なギタリスト、ジェフ・ベックのライヴDVDはこれが初リリースだそうです。
2007/1127~12/1までの5日間・計6回、ロンドンでは有名なジャズクラブであるロニー・スコッツ・クラブにて行われたライヴの模様が収録されています。
バンド・メンバー:
keyboards:Jason Rebello
Drums:Vinnie Colaiuta
Bass:Tal Wiklenfeld
実はこのライヴ、ライナーにも書いてあるのですがアンコールでなんとエリック・クラプトンが登場!
2曲もセッションするというサプライズライヴだったわけです。
おまけに。
客席にはレッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジが座って観ているという有り得ない状況!
ジミーは残念ながらセッションには参加していませんが、世に言う「3大ギタリスト」が同じ場所に揃うというのはこれまでにも滅多にないことで、ジャズ・クラブのライヴにひょっこり顔を出す...なんていうのは、世界中のギタリストに多大なる影響を及ぼしてきた人たちも、年月を重ねることによってやっと色んなしがらみなどから開放されてリラックス出来るようになった...ということなのでしょうかね。
いやぁしかし、ヴィニーさん、相変わらず叩きまくっています。
その昔はフランク・ザッパやスティングのサポートなどでも活躍していた、ドラマーには有名な、あちこちのセッションやライヴサポート、レコーディングで叩いている名うてのスーパードラマーです。
日本のアーティストの楽曲にも参加していて、個人的には渡辺美里のアルバム「flowerbed」の1曲目「NEWS」が名演として気に入っています。
で、そのヴィニーさんの叩き込みに目と耳を奪われてしまいがちになるのですが、実はそれにバッチリ合わせてきているファンキーなベースがタル・ウィルケンフェルド。
オーストラリア出身で1986年生まれの24歳!ジェフは65歳!(笑)
ヘタしたら"おじいちゃんと孫娘"くらいの年齢差があるにもかかわらず、セッションしているシーンでは全く違和感ない(ジェフの筋肉質な二の腕が若く見える秘訣?)どころか、メチャメチャ楽しそうにベースを弾くタルの姿を見て触発されたジェフがこれまたノリノリでギターを弾く...という、コンビネーションバッチリのセッションが展開されています。
とはいえ、このライヴでの選曲は「レッド・ブーツ」や「スペース・ブギー」など超のつく難曲も盛り込まれており、タイトなリズムで完璧に弾きこなしている彼女はテクニックも折り紙付き、です。
おっと、彼女のウィキペディアを見たら、なんとマイ・フェイバリットギタリスト、スティーブ・ヴァイでも弾いてるんですね。そちらもチェックしないと!
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