封切られたばかりの、ブラッド・ピット製作・主演映画「マネーボール」を観て来ました。
実在するオークランド・アスレチックスのGM、ビリー・ビーンの活躍を題材に、予算の少ない球団がデータ分析を駆使して常勝球団になるまでを描いた物語。
選手を主観で評価せず、セイバー・メトリクス理論=のちのマネーボール理論と呼ばれる独自の理論を用いて徹底的にデータ分析を行い、勝ち星を積み上げていくお話です。
ある意味、日本的な野球観を突然メジャーのチームが導入したら...といった例えが当てはまるかもしれません。
作品自体は派手さがなく、旧態依然とした世界に新しい理論をぶち上げたにもかかわらずなかなか結果が出せずに苦悩するGMの姿を描くことで、むしろ目立った抑揚も感じられないくらいに淡々と進んでいきます。
僕自身は好きなテイストの作品ですが、もしかしたら理論を中心に語られている(?まだ読んでないので何とも言えませんが)原作の表現を2時間ちょっとのお話に詰め込むには厳しいものがあったのかもしれません。
でも、反対にこの映画を観て、原作を読んでみたくなりました。
あぁ、また一冊、同時進行の本が増えてしまう。。。
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