・ライブ会場ではテレコで録音可能、ファン同士でそれらを交換することもOK...売り買いではなく、コミュニティの形成と口コミの醸成〜きちんとレコーディングした高音質盤もファンは欲しくなるので購買の阻害要素にはならない("コンテンツを無料で提供しよう"と)
・「デッドヘッズ」と呼ばれる熱狂的なファンには、プロモーターを介さず郵便振替で直接良い席を販売する〜中間マージンを省きつつ、ロイヤリティの高いファンには、他の方法と比べて手間がかかっても良い席が取れる方法を提供する
・決まりごとのない"生もの"のライブに毎回ファンは足を運ぶ
・ブランドのガイドラインは大事だが、縛り過ぎてしまうとクリエイティビティを落とすことになってしまうため、多少の間違いがあってもブランドの個性が印象に残ることを重んじた
・露店で自分たちのロゴを付けた、いわゆる"海賊版グッズ"を製作・販売していた行商人たちにライセンス料を払ってもらうことで自由に作らせた〜弾圧よりもパートナーにしてしまった
などなど、フリーミアムの発想と口コミの活用、収入源をコンテンツではなくライブ活動に置く...ということを、インターネットのない40年以上も前から実践してきていた、という例を紹介しています。
たぶん、まずは既存のやり方からほんのちょっと切り替えるところから...が大切なんだろうなぁ。
あ、原書の作者は、BRIAN HALLIGANと「マーケティングとPRの実践ネット戦略」のDAVID MEERMAN SCOTT(@dmscott)の、2人の「デッドヘッズ」です☆
ハードカバーですけど、あっという間に読めちゃいますよ。
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