7/22発売の2枚組アルバム(初回限定版は3枚組)「Double-edged sword」。
前回、DVD発売の折、発売日当日に行ったら御用達の「HMV池袋メトロポリタンプラザ店」ではなんと売り切れになっており、仕方なく東急ハンズ手前の「HMV池袋サンシャイン60通り店」まで移動してゲットした、という面倒くさい事態になっていたので、発売前日に立ち寄り、入手しました。
で、いきなりですが、2枚目「25th Year's Eve Live」。
メインのアルバムよりも先に、こちらのレビューをば。
昨年暮れに代々木第二体育館で3日間演ったライブを収録したものです。
当然ながら現地にも居て、生で観ていたわけですが、レコーディングしたものを聴くとだいぶ印象が変わります。
やっぱり一番影響が大きいのは、ホールの音響状態かなぁ。
そもそも「体育館」なので、音を聴くための施設ではないと言ってしまえばそれまでなのですが、代々木体育館(第一も第二も)という場所は、ちょっとというかだいぶ乱反射しますね。
加えて、当日サポートミュージシャンとして参加していた、Satokoちゃん。(Drs.)
お父さんである「手数王」(菅沼孝三)直伝のドラムで、たしかにウマい。
...のですが、スネアのピッチが高いところにもってきて、一発のインパクトが残念ながらちょっと弱い。
その結果、アンビエントが効き過ぎな会場で高音のスネアがインパクト弱めにカンカン響き渡る(ともすればかき消されてしまうかも、というぐらいに)...といったサウンドバランスでした。
ところが。
やはり、ちゃんとミキシングし直すと、余計な残響音がなくなるので、バッチリなんですよこれが。
特に、M-4「Virgin Moon」。
ハイピッチなスネアがまるで原曲を意識したかのように、いい具合に力が抜けた軽やかな"ハネもの"のリズムを紡ぎ出しています。
そして、それに耳が慣れてきたかのように、次第に全体のバンドサウンドが「これでいいんだ」と言わんばかりにまとまりを出して聴こえてきます。
あぁ、ミキシングマジック。
M-12「SHADOW BEAT」なんて、原曲のタイコはアオジュンさんなのに、それとはまた違ったテイストでいい味が出ちゃってるんですよ。
ちょっと、しばらくの間はヘビーローテーションですね、これ。
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