ナンチャンこと南原清隆さんと、地元の野球仲間で飲み仲間でもある野村万蔵さん達による、「現代狂言4」を観てきました。
スタンダードな狂言の定期公演である「萬狂言」(よろずきょうげん)は観に行ったことがあったのですが、アレンジを加えた作品はどんな風になっているんだろう?と、興味津々でした。
第一話が古典狂言の「附子」(ぶす)、第二話がそれを現代風にアレンジした「チョコレート」、三話目が現代狂言の新作「コンカツ」という3つのお話で構成されていました。
萬狂言の狂言公演は、公演が始まる前までに、お話のあらすじをちゃんと解説してくれます。
今回も、プログラムの中と、オープニングに出演者であるエネルギーの2人が解説してくれていたので、すんなりと見入ることが出来ました...というか、それを聞いていたら、「あ、"附子"って以前に見たことあったな。」と気が付きました。(笑)
狂言って、長唄のようなセリフがずっと続くのではなくて、言葉の言い回しこそ昔のものになっていますけど、演劇のように掛け合いがあって笑いの要素が含まれている、今の芸に置き換えたらまさしくコントなんじゃないかと思います。
古典にナンチャンが挑戦し、現代狂言ではヒロミチお兄さんとドロンズ石本さんの掛け合いによるアドリブあり、万蔵さんがボケをかまし...と、大人から子供まで楽しめる内容に仕上がっていて、とても楽しめました。
まだ一度も狂言を観た事がないという人でも萬狂言は楽しめ易いと思いますし、「型にはまらない」現代狂言は特にオススメですよ。
「現代狂言」
コメント