最近、無性に沢田研二、特に「カサブランカ・ダンディ」のイントロフレーズが頭の中で何故だか突然ループ状態になってしまうことがあり、割と克明に覚えてはいるものの、改めてちゃんと聴いてみようと思い、買ってみました。
「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」
いやぁ、曲のラインナップがシブい!
いきなり1曲目が件の「カサブランカ・ダンディ」で始まり、キー音をそのままに「ダーリン」、3曲目で「サムライ」ですよ!(笑)
「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」名義でのベストアルバムは、79年以降に「~2」「~3」と全部で3枚発売されており、
少しずつ曲がカブっていたりするのですが、最初のこのアルバムが個人的にはグッとくるラインナップです。
[収録曲]
1. カサブランカ・ダンディ
2. ダーリング
3. サムライ
4. 憎みきれないろくでなし
5. 勝手にしやがれ
6. ヤマトより愛をこめて
7. 時の過ぎゆくままに
8. 危険なふたり
9. 追憶
10. 許されない愛
11. あなたに今夜はワインをふりかけ
12. LOVE(抱きしめたい)
聴けば聴くほど、やっぱり歌がうまい!
ジュリーといえば、衣装や振りに注目されてしまいがちですが、難しいメロディラインもサラッと歌いこなしてしまう。
加えて、情景が浮かんできそうな阿久悠の詞と相まって、どの曲も絶妙な雰囲気を醸し出しています。
単純に、いい曲が多く集まったアルバムじゃないかと思います。
むしろ、この曲のラインナップでつくられたアルバムを今の時代に改めて聴くから、「ベスト」としての所以をリアルに感じる、のかもしれません。
70~80年代のカバー曲を中心に、様々なボーカリストと競演しているTAK MATSUMOTO(松本孝弘)ソロ名義のアルバム「THE HIT PARDE」の中で、稲葉浩志(B'z)と「セッション」(?)という形で演っている「勝手にしやがれ」や、村上"ポンタ"秀一さん等とセッションで演った「サムライ」(ex.2009年11月放送のNHK「SONGS」)と聴き比べてみるのも面白いかもしれません。
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