フランスサッカーリーグ・グルノーブルで活躍する日本人選手、松井大輔。
これまで数多くの「ファンタジスタ」と呼ばれた、観客を魅了する人たちがいましたが、ドリブルで相手陣地へ上がって行き、正面からディフェンダーと対峙し、その類稀なるテクニックで相手をかわし突破していく姿は、まさにその呼称がピッタリ当てはまる選手じゃないかと思います。
中には、それを「トリッキーなプレイ」として軽く評する人もいますが、実戦の場でそれがスムーズに繰り出せるのはまさしく卓越した技術の証であり、観客を湧かせるだけでなく、対戦相手にも強烈なインパクトを与えられる類稀なプレイヤーです。
フィールド中盤(左サイド)から前線に駆け上がり、相手ゴールをこじ開けるきっかけを作ることが出来るそのプレースタイルは、当然ながら前回のFIFA World CupTM ドイツ大会の代表メンバーに選出されるものと思っていましたが、残念ながら落選。
実は、選出されることを信じて疑わなかったために、メンバー正式発表の前にオーセンティックジャージ(レプリカではなく、いわゆる選手と全く同じ品質のユニフォーム)に「MATSUI」の名前を入れて作っていたのですが、出場は幻となってしまいました。。。
そういった過去から、今回も代表で活躍する姿を見られるかどうかはわからないよなぁ...思っていたら、5/10の日本代表メンバー発表会見で、めでたく代表入り!
ちょうどその数日前に本人の本が発売されていて、たまたま書店で見つけたので、部屋にある本の山のことも気にせずに、思わず手に取ってしまいました。
サッカーをしたくて中学を転校した話や、高校サッカーの強豪・鹿児島実業でのこと、Jリーグ(パープルサンガ)に入団したきっかけやその時のチーム事情をはじめ、サッカーに対する考え方や取り組みが、自身の言葉で綴られています。
開幕前に一読しておくと、彼が出場する時の日本戦の展開が少しだけ読み取れるかもしれませんね。
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