書店の店頭で見かけてはいたものの、
・これまで積極的に読んだことのないドラッカー
・とはいいつつ、その内容からは相反するような表紙カバー
という要素が理由で、買うことをためらっていた本、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」。
こちらの書評も見ていて、ますます気になりどうしようかなぁ...と思っていたところ、ふとiTunes AppStoreを見るとiPhone版でリリースされたページの表示が。
最近、部屋に溜まりつつある本の山を何とかしないといけない状況と、普段から通勤途中にiPhoneの画面を眺めている時間が長いことから、試しに電子版で読んでみようと思い、AppStoreでポチッとなしてみました。
実践解説本ではなく小説なので、ストーリーを追っていく楽しさであっという間に読み終えてしまいました。
原書の「マネジメント」に書かれているトピックの引用をうまく盛り込んでおり、元の書籍を読んだことがなくても全く問題ありません。
また、野球部のチーム運営という題材から、草野球チームの選手である自分においても、監督を始め主要メンバーの間で最近どういう運営をすべきか?という話題がついて回っていることから、あながちすべてが架空のストーリーとも思えず、ポイントごとに工夫が必要だなぁ...ということを感じさせられた内容でした。
経営指南を柔らかく解説した本、という硬いイメージで捉えるよりは、ダメダメな野球部が甲子園出場を目指す、現代版「がんばれ!ベアーズ」のような小説としてスラスラ読めるので、一読の価値あり!です。
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