2012年4月24日と25日の2日間、日本武道館にて行われたTM NETWORKのライブ「Incubation Period」。
久しぶりの単独ライブ、しかも武道館ということでFANKS(TMファン)にとっては否が応でも盛り上がるシチュエーションで、その演出や演奏、一挙手一投足に目が行ったことと思いますが、注目したいのは今回のサポートメンバー。。。
先日の「ALL THAT〜」の時は、メンバー1人1人がサポートをしていたことがあるFENCE OF DEFENSEがバンドでサポート!ということでそれもまた話題をさらっていましたが、今回は事前にメンバーが発表されず。
誰だろう...時期的に武道館もFENCEなのかな?と思っていたところ、思わぬところから衝撃の事実が。
なんと、このブログではもうおなじみPurple Daysのギター・トシくんと、Purple Daysのライブをサポートしているドラマー・Ruyくんの2人がステージに立っているというじゃありませんかっ!!!
そう、あのトシくんですよっ!(リンク先:帽子をかぶっているのがそうです☆)
話を聞いた瞬間、ただただビックリ☆
これって、TMのサポートをやったとかステージが武道館だったとかっていうのもさることながら、とても深い意味があることのように思います。
TMに憧れ、縁あって小室さんの一言からバンドを作るきっかけが出来、TMをリスペクトしつつ新しいアレンジと彼ら独自の表現により「GET WILD」をカバーし、小室さんからも楽曲の提供を受け、デジタルサウンドの最前線をいくバンドとして頑張っている彼ら。
TMのサポートメンバーといえば、FENCEの皆さんしかり、松本孝弘さん(B'z)しかり、浅倉大介さん(access)しかり...と、実力を備えた蒼々たる方々がその都度参加されており、各々のバンドの活躍はもはやわざわざここであえて言うまでもない訳ですが、そこに彼らが参加するということは、次代の担い手に名前が挙がったと言っても言い過ぎではない、と思っています。
つい先日の2nd Solo Liveの後、実はある人と、
「サポートであちこち参加しているRuyくんはもとより、トシくんも色んなアーティストのサポートに参加したら充分存在感残せるよねぇ」
なんていう話をしていたばかりだったので、今回は余計にビックリした訳ですが、Purple Daysのアルバムを聴いても彼はスゴく聴き応えのあるギターフレーズを奏でるのですよ。
Ruyくんも昨年5月の松岡英明ライブでサポート参加をしてくれたのですが、デジタルなフレーズとのマッチングがバッチリなタイコのグルーブとフレーズを持った、魅力的なドラマーです。
そんな彼らが、武道館のみならず全国の映画館や一部海外でも視聴していた大勢のFANKSの前で持ち前の技量を見せる、格好の場になったということは、名実ともに文字通り「直系の流れを汲む」バンドにポジショニングされた、ということな訳です。
もう1つ、今回のライブの設定が「2014年にその役目を終了したTM NETWORKが、2012年にタイムスリップしてライブを行う」というものでした。
それってどういうこと...!?!?っていう部分はとりあえず置いといて、そんな設定のライブの中で新たな顔ぶれを招き入れてライブを行う...ということは、まるで自分たちのDNAを持った末裔を将来産み落とすために、種をここから仕込んで育てていくんだと言わんばかりのシチュエーションと解釈出来なくもありません。
サポートのメンバーになることで単にTMの系譜を彩るだけでなく、そこで培われる経験やFANKSとのコミュニケーションによりまた新たに生まれてくるであろうPurple Daysのファンの芽を繋いで大切に育んでいくことで、まさしく"DNAを継承していく"ことになるんじゃないか、そんなふうに思えたりもしました。
つまりそれだけ、彼らにとってはTMのサポートや武道館で演奏したという事実以上にとてつもないインパクトを秘めたイベントだった、という気がしてなりません。
とはいえ、何だかんだ言いながらも、長い目で見た場合にはこれもきっかけのひとつに過ぎず、むしろ活躍する機会を増やしていくのはこれから、です。
次からのライブや新譜に大きな期待をしています☆
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