「エステーの宣伝部長」こと鹿毛康司( @onetwopanchi )さんの「愛されるアイデアの作り方」、読了。
殿様シリーズやミゲルくんなどの、「誰をも傷つけない=見ていてクスッと笑える=愛される」CMを作り続ける、「中の人」の書かれた本です。
読み進むにつれて、商品を買われるお客様やCMを通じて繋がる世間との接し方に対する、真摯な姿勢が伺えます。
「MBAを取得してマーケティング理論を抑えてはいても、毎日ひっきりなしに掛かってくる電話の対応や被害に遭われた方へのお詫び訪問の前では無力だった」
元々は雪印乳業にいらして、「あの」大変だった時に会社を立て直すための中心メンバーとして苦労されたご経験をお持ちだというのを、読んで初めて知りました。
あらゆる人への心配りをした上で作られる数々のCM。
読んでから月9でエステーのCMを見かけたりすると、ひと味違った感覚で受け止めるようになるかもしれません。
コメント