吉川さんと同い年で、同時期にデビューし活躍したアーティスト。
中学〜高校生だった頃、毎月限られた小遣いから吉川さんのシングル/アルバム/ライブのチケット/コンサートグッズ を買うのにやり繰りをしていたため、なかなか他のアーティストにまで手が出ず、友達が買ったアルバムをダビングしてもらい、カセットテープで擦り切れるほどに聴いていたうちの1人。
そんな距離感ではあったけれど、聴く者に投げかけてくる詞は明らかに他の同世代アーティストとは異なり、若者の混沌とした気持ちをストレートにぶつけてくる内容で、とても衝撃的でした。
この世を去ってからもう20年も経つというのが全然ピンと来ませんが、息子さんがもう成人されて、やはりアーティスト活動をされているというのがとても感慨深いです。
最近の全日空のCMで「I LOVE YOU」が使用された際、レコーディングされた原曲ではなく、なんと息子さんが歌われたものが使われたということで話題になりましたが、今回のイベントにおいても、記者向け内覧会では歌を歌われたということで、息子さんという立ち位置以上に、尾崎さんのそれを彷彿とさせる歌声が驚きをもたらしたようでした。
展示内容はスチール写真を中心に、生前に本人が使っていたノートや実家の学習机、ライブでは使ったことのない愛用のギター、
音声ガイダンスを聞いて、デビュー当時〜初期の写真にモノクロのものが多い理由が解説されていて、
「そう言われてみれば、尾崎さんの写真といえばたしかにモノクロの印象が強いよなぁ。。。」
と納得。
アルバムの制作風景を撮影したビデオや、これまで未公開だったデモ音源の再生などはとても興味深く、自分が一番好きだった「forget-me-not」の歌なし(ハミング)で録音されたものを聴いていたら、なんだかグッとこみ上げて来てしまい...。
こらえるのが大変でした。
昔「PaTi-PaTi」を始め音楽系メディアで見た広告や、貴重な遺品をいくつも見ることが出来、決して派手さはありませんが、1つ1つのコーナーが丁寧に作られている展示会です。
名古屋でも開催予定がありますが、東京は9/19(水)までとのこと。
まだの方はお早めにどうぞ☆
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