だいぶこちらのブログのエントリもご無沙汰しちゃいまして。
というのも、この数週間中に色々あり。
2月の下旬に、「原田病」という疾患にかかってしまいました。
Wikipediaやその他あれこれを検索すると色々詳しい記事が出てくるので、症状の解説はそちらにお任せしますが、カンタンにいうと、
「通常は体外からくる菌やウイルスに対して働く体内の免疫による抵抗力が、間違って自身の内部(の色素のある部分)に対して働いてしまう」
という症状が起きる、原因は不明で主にストレスが原因で発症することがあるといわれ、免疫関連のため全身が対象となる疾患です。
ぼくの場合は目の網膜部分に水がたまったような状態になり炎症が起き、一時的な網膜剥離のような状態になったため、手元の視界が悪くなりました。
人によってはそれに加えて、髪の毛が抜け易くなったり、耳鳴りが続いたり...という症状が出るようです。
一連の経緯をメモしておくと、こんな感じです。(長文御免)
2/16(土)、少し目がかゆくなってきた感あり。外側からの変化はなし。
2/17(日)、前日と同様。
2/18(月)頃から、急に目の充血がひどくなり、翌日(19日)にはもう目が真っ赤。
この時期お約束の花粉症が始まったか?と思いきや、そもそもひどい鼻のほうは何ともなく。
普段は目に充血など起こしたことがないので少々戸惑っていたところ、次第に充血だけでなく、右と左の視力がバラついてきたのと、蛍光灯の光がところどころ黄色く見えてくるようになってしまい、
「これはなんだかおかしいぞ。」
ということで、翌20(水)に地元の眼科にて診察を受ける。しかし、花粉症もあると伝えると、そちらの疑いも確認する必要があるとのことから、アレルギー用の点眼薬を処方され、様子を見てまた来てということに。(視力検査はせず)
しかし、点眼しても視力のバラつきなどは改善されなかったので、翌日(21日・木)別の眼科にて受診。
ここで初めて、視力検査、眼底検査を受けたところ、
「午後に眼底写真を撮るので、もう一度来て下さい。」
というお達しをもらう。午後の診療時間に再度伺うと、瞳孔を開く点眼薬を打ったあと、眼底写真の撮影。
そこからの医師の見立ては、
「原田病、の疑いがあります。専門の大学病院を紹介しますので、改めて診察をしてもらってください。」
とのこと。
「えっ!?い、いきなり大学病院クラスの疾患!?!?」
と戸惑いつつも、見えにくい状況は変わらないため、紹介状を書いてもらい、次の日(22日)に大学病院へ。
初診受付をし、眼科のフロアに案内され、前日と同様の診察を行った結果、やはり医師の見立ては
「原田病の疑いがあります。」
とのこと。
治療方法としては、ステロイドを処方することで一時的に自身の抵抗力を下げることで網膜にたまった水をなくし炎症をやわらげる...というもので、入院による集中的な点滴治療が一番望ましい、ということから、
「い、いきなり入院!?!?」
と、これまた面食らったものの、もうこの時点でそれがベストの選択だということだったので、病床の空き状況を確認してもらい、早速翌週の月曜日から入院...という流れに。
で、そうなると今度は引き続き入院準備のための検査、ということで、採血や心電図、造影剤の注入による眼底撮影...と追加で行い、最後に入院案内の窓口に寄ってから会社へ向かう。
会社では一通りの経緯と状況を説明し、来週から1週間〜10日程度入院することを伝える。
「入院治療費の上限金額を健保組合で設定してくれる手続き書類を発行してくれる」
という、同じグループで別の理由により最近入院していた同僚から教えてもらい、Webサイトを見て書類をダウンロードし、手元が見えないため代筆をお願いしてから受付時間ギリギリに健保組合の事務所へ滑り込み、その場で書類を発行・入手。
続けてその足で乗り換え駅にあるユニクロへ行き着替えを調達し、大型文房具店で小さめのルーペを購入。
もう、ルーペがないと、手に持ったスマートフォンの文字はもとより、買い物をする時の小銭や値札の金額すらも見えにくかったので、なにはともあれ風穴が空いたような感じ。
週末は荷造りをし、目の他はいたって普通だったこともあり、しばらく出られなくなるだろうことからもジムへ行って毎度のビヨンドマーシャル40に参加。
次の月曜日、朝イチで病院の入院受付へ。
書類の提出してから眼科の入院病棟階を案内され、荷物を引きながらエレベーターで上がって行くと、担当の看護師さんから簡単な問診を受け、部屋まで案内してもらう。
しばらくすると、担当してくださる先生が現れ、視力検査〜眼底検査。
病状の確認と治療の方針、今後の流れを説明いただき、午後からもろもろ検査が始まる。
脳のCT撮影の後に、症状の中にリンパ球の増加も見られるとのことから、骨髄液を採取。
腰に局部麻酔をしたため、うつ伏せ30分〜仰向け1時間の安静。
そのまま引き続き、早速点滴によるステロイドの注入を開始。
ここから数日の点滴治療をおこなったおかげで視界がだいぶ戻り、その後の診察で週末の退院が早々に決定。
入院中は午前中に点滴を行い、午後はベッドでゴロゴロ。
本の細かい字を見たいわけでもなく、テレビを点けてもワイドショーばかりなので、MacBook Airで音楽ライブ系のDVD映像を再生して、「音を聴きながら遠巻きに画を観る」ような感じで眺めて過ごす。
食事制限がないので食事は全て完食、週も半ばになると少々物足りなくなってきたので、お見舞いでいただいたバナナやお菓子、売店で買って来たアイス(!)なども食べる。
※余談で、ステロイドの副作用には食欲の亢進傾向もあるそう。
退院後は、点眼と錠剤によるステロイドの投入に切り替わり。
ステロイドは胃の内幕が荒れたり骨がもろくなることもあることから、ガスターも併飲し、週イチのペースで骨粗しょう症用の薬も飲用。
...といった状態です。
今後はしばらく週一回の専門外来に通院して診察をしてもらい、状態の経過観察をして投薬量を変えて行き、最終的に収束させていく形になります。
後厄は節分で終わったと思っていただけに、その後でこんなことが起きるとは思ってもいませんでした。
病気の原因もそもそも不明で、自身も思い当たるフシはないのですが、唯一考えられることがあるとすれば、
「数ヶ月感続いた寝不足」
でしょうか。
疲れが取れない状態で毎朝起きることが続いていたのも事実です。
寄る年波には勝てない世代になってきた、ということでしょうか。
ちょっとしたことではありますが、無理は禁物ですね。
突然のこととはいえ、会社を始め一部の関係各位にはご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ないです。
完治に向けて務めますので、今しばらくの間ご容赦くださいませ。
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