色んな競技の選手が、世界を舞台に様々な活躍をするたびにいい刺激を受けたり励まされたりしますが、特に自分と同じ歳や近い世代で頑張っている人を見ると、表現しようのない尊敬の念すら覚えます。
その中の1人。
東京ヤクルト・スワローズ、宮本慎也選手です。
2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピックでそれぞれ野球・日本代表のキャプテンとして活躍、2006年の第一回WBC、にも出場し、現在もプロ野球選手としてはベテランの部類に入った38歳(今年39歳)であるにもかかわらず、コーチ兼任で一軍選手もバリバリつとめています。
オリンピックの試合では、出場機会を後輩選手に廻しベンチにいながらも、誰よりも一番声を出して盛り上げていたシーンや、予選を突破して喜ぶ姿、本選で結果を残せずに言葉を詰まらせ涙にむせぶシーンを記憶されている方もいらっしゃると思います。
自分の仕事(野球)に対する独自の哲学を持ち、ポジションはどこであれ、今自分が置かれている立ち位置で何が出来るかを考え、熱い闘志を持ちながら黙々とこなす。
そもそもぼくは親子3代続くジャイアンツファンではあるのですが、ヤクルトというチームはパ・リーグの西武同様に若手が活躍している雰囲気が好きですし、この人が頑張っている姿を見ると真面目に勇気づけられるので、いつまでも見守り続けていたいスポーツマンですし、自分のフィールドでもそうありたいと思わせてくれる人です。
[家族旅行も「我を通さず」 宮本慎也(プロ野球)](from asahi.com 関西)